卒園していくあなたへ・・

2013/4/4 木曜日 3:17 PM

 おもいだせば、いちねんまえ、おとなも、こどもも、みんなはじめての、もりのようちえんでした。  そして、あっというまに、きせつがひとめぐりして、いま、とびたっていこうとする、あなたたちのすがたをみて、そのせいちょうぶりに、ただ、かんどうしています。   わたしたちは、ずっとみていましたよ、きせつのながれのなかで、やさしいきもちがだんだんあなたのなかで、おおきくふくらんでいくのを・・。   そして、いろんなことにたいする、しせいや、とりくむたいどが、おおきくかわりはじめた、あのしゅんかんを・・・。    ぎくしゃくした、うわべだけのなかよしがつづいた、ふたりのかんけいが、さいごのおわかれのとき、ふたりとも、ひっしになみだを、こらえなければならないような、すばらしいかんけいに、そだっていくのも、ずっとずっとみていましたよ。  せかっこうがそっくりなあなたたちは、まるでほんとうの、ふたごのしまいのように、いきがぴったりで、いつも、おおはしゃぎでしたね!                                           
そして、みていたといえば、おもいだすのが、いつも、よくいった、くろんどえんちの、あのきゅうな、がけのこと・・。  なんども、あのがけのまんなかで、ふたりっきりのじかんをすごしましたね。 みんなとっくに、さきにいってしまって。あなたは、あしがすくんで、さきにすすめなくなり、こまったかおで、わたしをみました。わたしは、いそがすこともなく、あまりはげますこともなく、のんびりおちついています。きょうはだめでも、いつか、かならず、できるあなたを、こころからしんじて、あなたのすぐそばで、ただじっと、みまもっていました。
そうすると、きまってあなたは、きえそうな、ゆうきを、ひっしでふくらませ、けっきょく、いつもさいごまで、のぼっていくのでした。「すいすいのぼっていっちゃったともだちのことを、すごい、とおもうかもしれないけど、どんなにじかんが、かかっても、こわい、できない、というきもちに、うちかって、とうとうのぼりきった、きみのほうが、ほんとうは、ずっとずっと、すごいんだよ」といった、わたしのことばを、おぼえていますか?
さいごに、あのがけをとおったとき、あなたは、わたしをおいて、すいすいとのぼりきって、いってしまいましたね。  そんなあなたなら、できる、できないを、ほんとうにきめるのは、だれかってことにきづけるはず。  あのひのかえりみち、あのがけに、しょうがくせいのおんなのこが、かぞくでやってきて、みんなに、すごくはげまされてたけど、けっきょく、とちゅうで、なきべそがおで、かえっていっちゃったのを、きみはみていたかい?
 あなたのまえには、これからも、あのがけとおなじような、めにみえないかべが、なんども、なんども、やってくるかもしれません。そしてもしも、ふあんなきもち、できないというきもちにまけそうになったときは、あのときの、あのがけのことや、こんどはすこし、はなれたところから、いつまでも、あなたをこころからしんじてみまもっている、わたしたちのことを、きっとおもいだしてくださいね!      
 あなたにあえて、ほんとうによかった。  いろいろなことを、おしえてもらいました。  ほんとうに、ありがとう!  さよならは、いいません。  またね!

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